先週から月曜朝に送ることにしてみたNFT界隈1週間の振り返りです。週末はようやくスラムダンクの映画を見に行っていまさらながらに全巻コミックを揃えようか悩んでいます(笑)それではまずはマケプレ全体のボリュームから
マーケット全体の振り返り
今回でデータは
さんのDUNEのダッシュボードから昨年の12月から続いていたボリュームの増加は先週に一旦止まりましたが今週はほぼ横ばい(UTCでの日曜日が終了して1週分の集計が反映されるためまだ未確定です)な結果。Sewer Passのボリュームがかなり大きかったのですが全体で見ると堅調ではありましたが劇的なボリューム増加までにはならなかったという結果です。
Dailyで見ると1/19にOpenSeaが直近4ヶ月以内の1日の最高のボリュームを記録しています。これはSewer PassがBlurをブロックしていてOpenSeaとX2Y2でだけ取引できたことが原因のようです。
Sewer Passの他にもCaptainz、Mutant Hound、ValhallaなどもBlurでの取引をブロックしています。新しくローンチするプロジェクトではロイヤリティを0に設定できるマケプレ(=Blur,LooksRare)をブロックすることが増えておりロイヤリティをめぐるマケプレ間の競争の影響が出始めているようです。
プロジェクトごとのフロアの動向
今週もDegenz Financeのサイトからまずは直近7日間のフロア上昇率上位
1週間で絞ると上昇していたプロジェクトが11件のみ。引き続きETHのボラが高いとNFTにとってはあまりポジティブではない状況がありそうですが、ここに現れていないOpen Edition( DesLucreceやChecks - VV Edition、Seize The Meebs!)など今週盛り上がっていたプロジェクトはいくつかあったので、感覚的にはNFT界隈全体としてややポジティブな週だった印象です。
下落率上位は先週にリビールがあったMutant Houndと今週リビールだったCaptainz(第1弾)そのほか先月ぐらいに盛り上がっていた可愛い系のNFTがいくつか目立つ印象です。rektguyやTerraformsのように先月に一度盛り上がったプロジェクトも下がっています。
ボリューム上位では今週登場のSewerPassがダントツでトップ。最初の数日でFriendship Braceletsの全期間のボリュームを超えてました。Yuga関連強すぎ。
同じく今週出てきて早速公式アカウントがハッキングにあったりした a KID called BEAST、先週出ててきたCreateraなどの新しいプロジェクトが目立つ週でした。新しいプロジェクトが元気なのは良いですね。
ボリューム2位のMeme Cardはフルセットのフロアプライスが1/17時点だと70ETH台でしたが1/22時点で147ETH(カードが2つ追加されています)と1週間で倍に。1/22の夜には3900点あるFirst GM以外の全てのカードのフロアが一時的に1ETHを超えるなど多くの人が想像していなかった領域に達しつつあります。
1/20にフルセットのMeme Card(その時点で90ETH台)とCryptoPunksの交換があったことが話題になりました。取引時点では「CryptoPunksを交換しちゃうの?」という反応が多めでしたが今のところはフルセットを手に入れた人のがナイトレという結果になっています。



NFT関連トピック
ナショジオのNFTがローンチするもNFTに触れていない層からの批判と技術的な問題に直面
購入のために作ったアカウントと合わせて提供されるウォレットにNFTがロックされてトランスファーも出来ず、他のプラットフォームで画像も表示されないというなかなかに素敵な仕様だそうです。どうしてそうなった・・

今週リリースされるコレクションとかとか
今週のMemeCardは火水金。なんといっても水曜日のDirtyRobotが注目そうです

Art BlocksはPace Galleryとのコラボのコレクションから木曜日AM2時に1935年生まれのパフォーマンスアートのアーティストRobert Whitmanの”New Worlds”
みんなが今年期待するアーティスト(の一部)
今週のニュースレターの最後は1/16にCozomo de’ Mediciがtweetした
「今年来ると思っているアーティスト(5ETH以内で買える)教えて」にぶら下がってたコメントに出てきた数が多かったアーティスト。多分全部は拾えていないですがまあ海外の人たちのざっくりした傾向ということで

出てきた数が一番多かった3人。
1人目は1/21にmanifoldでエディションを出してたSIGMA-X。質感に特徴のあるベクターアートを描くアーティスト


2人目はRipcacheのように監視カメラをモチーフにしたベクターアートの0xdgb。1/25にSuperRareで新作のオークションが予定



3人目はAIを使ったノスタルジックな作品を作るDeltaSauce
AIを作品に取り入れているアーティストは他にも多くいるので今年のトレンドの一つにはなりそう。海外でも「AIアートはアートなのか」論争はあった気がしますがすでにSuper Rareでそれなりに売れているのでクリプトアートとしてはある程度受容されていそうです


その他もざっと見た感じ、上にあげたアーティストからもわかるようにGrant Yunのようなベクターアートの作品を描くアーティストが多かったです。
2022年までは次のXCOPYを探せ、っていう話をよく聞きましたしGlitch系のアーティストも多かった(今も多い)ですがブレイクしたのはGrant YunやtjoのようなXCOPYとは違うけどその人とわかるテイストを持つアーティストだったので、新しくてオリジナルなアーティスト探すことが今年のテーマなのでした。