こんにちは、今週もお元気ですか?今回のニュースレターでは、今年に入ってNFT市場を賑わせているアーティストのOpenEditionなどを含むEditionと1/1の価格に共通の関係性や平均があるのかを調べた内容についてお届けします。NFTの世界は目まぐるしく変化していてすでにOEもトレンドが終わりつつありますが、何かの参考になれば嬉しいです!
いつも書き出しに悩むのでChatGPTに書いてもらいました。
ちょっとキャラがぶれてますw
なにを調べたか
調べてみたのはEditionのMarket Cap(最後に売れた価格 x item数)の平均と一番最近売れた1/1の価格の比率です。
どのアーティストでも比率が大体同じならEditionを買う時にmint価格からの値上がりの期待値も想像できるようになるかな(うふふ)と思って調べてみました。さて結果は・・・
調べたアーティスト
Editionを3つ以上出している
今年Open Editionを出している
過去に1/1が20ETH以上で売れている実績がある
Meme CardやNoble Gallery、PROOF Grailsなどのパス系のEditionを出している
などのどれかに当てはまるアーティストを思いつく範囲で選んでみました。サンプル数が少ないのでどこまで傾向が出ているのかはなんとも言えませんがアーティストごとに結果を見つつ自分なりに思ったことを最後にまとめてみます。
XCOPY
キャリアが長いのでEditionとして出しているコレクションの数も約80ありました。さすがに全部調べるのしんどいと思ったらDUNEにダッシュボードがあったのでデータはそちらを参考にしています。
666個あってそれぞれアートが異なるのでGriftersをEditionとしてカウントしていいのか悩ましかったですが数値に含んでいます。Grifters欲しい・・
昨年7月に販売されて256ETHで売れた1/1に対してEditionのMarket Cap平均は約3倍の792ETH。調べてみたアーティストの中では低めの数字でした。
Editionの作品は1/1は買えない人にも書いやすい位置付けだと思うのですが、XCOPYの場合はすでに価格が高くコレクションの数も多いのでXCOPYが欲しい人には行き渡って価格が安定しているのかな、、という想像です。
長期的にみたら XCOPYの評価は上がることはあっても下がることはないだろうと思うのでEditionは割安なのでは、、と思ったりしました
Grant Yun
OEを出していないアーティストとしては1/1に対するEditionのMarket Capがかなり高かったのがGrant Yunでした。要因としては374ある”Life in Japan”と400ある”Primera”のフロアが上昇を続けていてそれぞれのMarket Capが1/1の最高値の10倍以上あることかなと思います。
Noble GalleryやPROOFでリリースされたEditionより、”Life in Japan”と”Primera”は総数では約7倍以上あるのに価格は1/2となっていて、2つのコレクションが将来に向けた期待値の高いGrant Yunのエントリーポイントとして機能しているように思えます。
ripcache
調べた中ではコレクションの数も少ないですがこれからの期待値がかなり高い(と思っている)のでripcacheについてもまとめてみました。
closed circuitはアートが全く同じではないコレクションなので価格が高くなりやすいこともあり1/1の最高値の半分ぐらいの価格になっています。
1/1 EditionのMarket Capが14倍ということは、アーティストへの期待が高いことを示していると言えそうです。次回1/1がリリースされる際には、これまで以上に高い価格で取引される可能性があります。
tjo
Meme Cardも含めいろんなアート系のパスやプラットフォームにEditionを提供しているtjo。一方でBLeU以降はオークションという形では1/1をリリースしていません。
Grant Yunと共に去年の夏以降トレンドの中心にいたtjo。最後に売れた1/1の価格はほぼ同じですがEditionの価格についてはGrant Yunほどではありません。
これを割安と捉えるのか1/1とEditionの価格の比率はこれぐらいが妥当なんだと捉えるのかは人によって変わると思いますが、去年に大きくブレイクしたtjoの可能性を信じる人にとっては割安なのではと思えます。
jak
jakは1/1はかなりの価格で売れていますが、Editionはあまり価格が上がらないので不思議に思っています。
Meme CardがコレクションMarket Capの平均を引き上げていますがそれ以外はMarket Capが1/1以下の価格のものも多いです。
ここにあげたコレクション以外にもリリースの頻度が高くitem数も多いため希少性があまり無いように感じられることが価格が高くならない要因なのかもしれません。
Des Lucréce
Open Edtionの”Proceed w/ Caution”をリリースして、アーティストがリリースしたOpen Edition x Burnとしてはかなり話題の中心にいた感じのあるDes Lucréce
調べてみたら1/1の最高値が思ったより低かったのが意外でした。
これまでもかなりの数のEditionを出してきていて作品によって価格にばらつきがあり中には1/1の価格から見ても手を出しやすいものもあるように感じます。
こうやってまとめるとOEのフロアはアーティストの実績はあまり参考にならないので予測するのが無理ですねw
Ghxsts
OpenEdtionを出したものの展開がゆっくり過ぎてすっかり忘れられつつあるGhxsts
2021年には1/1が619ETH(当時のレートで200万ドル)で売れたこともありますが直近の1/1の取引は11ETH。昨年1ETHのフロアだったコレクションも0.1ETHを切っていてちょっと寂しい感じです。
OEは0.1でmintで今は0.05付近。それでも他のEditionに比べればかなり頑張っている方だと思います。
まとめ
評価が固まっていてEditionの数も多いXCOPYを一つの基準とすると、それより数字が低い/高いでどのような背景がありそうかを想像してその値段が妥当なのかはなんとなく判断できそう、と思う結果でした。
もう一つ気になっていたのはNoble GalleryやMeme Card、Alpha Dogg、PROOFのGrailsなどアート系のパスからアーティストがコレクションを出す場合とアーティストがEditionとしてリリースする場合のどちらが価格が高くなりやすいのかということです。こちらは数に対してMeme Cardとしてのユーティリティもあるため価格が高くつく。それ以外は大きな差は無いという結果でした。
今後、アート系のパスが増えてアーティストがEditionを出す機会も多くなりそうです。その時にFOMOに乗って「こんなはずでは」とならないように数と価格を気にしようと思いました。
また、Editionの数と価格の関係ももうちょっと掘り下げると見えてくると思いますが、今回は力尽きたのでここで終了します。XCOPYのデータから分かることもありそうなので興味ある人はぜひDUNEのダッシュボードを見てください。
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